みかんぱさん、ごめんなさい。
2008年03月05日01:16
以前書いた「19歳女の子を本屋に連れ出したお話のネガティブコメントを読んで」を読んでエントリを書いてくださった、みかんぱさんという方がいらっしゃいました。

私の配慮が足りなかったために、みかんぱさんの心をかき乱す事になってしまい、大変申し訳なく思っています。

「引きこもりの19歳の女の子云々」への反応への反応ですが − にんじんロープ

配慮が足りなかったと思う事、それから私の思いを、書かせていただきたいと思います。

正直、何かエントリを新たに書いて、さらに誤解されてしまうのではないか、さらに傷つけてしまうのではないかと思うと恐いです。
ですが、本当に傷つけようと思って書いたわけではない事、至らなかったところは素直にお詫びしたいと思っている事をわかって欲しいと思います。



前回のエントリでは、ネガティブなコメントなどが付く事によって、彼女が傷つく事になるのではないかということを書いていましたが、エントリがあがった時点で賛否両論付くということは想定されていた事かもしれません。

同じような体験をされている方の中には、エントリを賞賛するコメントで傷つく方もいらっしゃるという事に思いが至らず、彼女にだけ配慮を求めていたのは、私の配慮が足りなかったと思います。

最初にその事を謝らせた頂きたいと思います。申し訳ありません。



「私が彼女の兄の立場だったら、ネタ帳さんが彼女に会ってくれた事、本屋に行こうと長い時間かけて説得してくれた事だけでも嬉しいです。」

まずここがおかしい。彼女の兄の立場ではなく、ここで立たなければいけないのは彼女の立場。
もっといえば"引きこもり"の立場だわな。
「失敗したらどうするんだ!」という類のコメントをしている人は彼女の立場に立ってのコメントをしているわけだから、そもそもこの部分は立ち位置がおかしい。


私がなぜ彼女の立場に立てなかったかと言えば、引きこもった経験がないからです。
そのため、つい彼女の家族、わりと近い兄の立場に立って考えてしまった発言をしてしまいました。

ですが、私は、引きこもっている方を、専門家で無い方が何が何でも外へ連れ出そうとする事を良いと言っているつもりではなかったことをご理解いただきたいのです。


彼女と彼女の家族に十分に話がされた事が前提にあったから、そして、全く知らない人ではなく彼女の兄の友人がそれを提案してくれたからこそ、価値があったのだと思っています。

全然知らない人が、引きこもっている人がいるからと、突然連れ出そうとするのはもちろん反対です。それは迷惑でしかありません。言葉が足りなかったかもしれませんが、決してそれを推奨したつもりはありません。


むしろ、私自身が友人の立場だったら、引きこもっている方に手を差し伸べる事ができるのだろうかと自問自答していました。
彼女と彼女の家族に何かしてあげたいけど、おそらくは失敗を恐れ、何もしてあげる事ができないだろうと思いました。


また彼女の立場に立った思考ができていないとは重々わかっているのですが、最初私は、「兄の友人としての立場」に立って、深く考えてしまっていたのです。

自分のブログ、自分の話に興味を持ってくれた彼女、家族として悩みを相談して来てくれた友人に、何もできなくていいのかと思ったのです。

できる事ならば、何か力になってあげたいと思いました。


ですが、実際には、私はたぶんなにもできないヘタレだと思います。
私自身が、「専門家に任せて、じゃあ、僕はこれで。」と言ってしまうと思いました。


それだけに、ネタ帳さんが何かしてあげたいと思って、彼女と彼女の家族を説得しようとした事に私は価値があると感じたのです。


しかし、引きこもっていた方の気持ちはわかっていませんでした。

しかし外の世界に絶望して、疲れて引きこもった人にとっては、そこに連れ戻そうとする人間は敵でしかありません。


以前同じような体験をされたみかんぱさんが、このように感じられていた事は、私には思い至りませんでした。
申し訳ないと思います。


今回彼女は外出する事ができましたが、彼女がみかんぱさんと同じ感情を抱いていたケースもあったのかもしれません。

ですが、私はその状態の方を連れ出せと言っているのではありません。
十分に話をし、時間をかけて説得した、というのが前提にあって、それでも拒否されるなら、その際は連れ出すべきではないと思っていますし、それを連れ出すべきと書いたつもりは無かったのです。


そして、次に考えたのは、自分が「兄だった時の立場」です。

自分が彼女に会って欲しいと頼み、その友人が彼女を連れ出したいと時間をかけて説得までしてくれた、彼女も出掛ける事に拒否してはいない。

その状況になった時に、自分はそれでも友人の申し出を拒否をするのか、ということを考えたのです。
もし途中で引き返す事になったり、また彼女が外出する事を怖がるような事になったとしたらと考え、自分は友人の申し出を断るのか?と思ったのです。


もちろん彼女の状態が第一だと思いますが、それが問題ないのなら、友人の申し出を受け入れ、家族としてこの試みに挑戦してみる勇気が欲しいと思いました。

時間を取って会ってくれて、しかも説得し、外出にも付き添ってくれる友人。


そういう友人でありたいし、その申し出を受け入れる兄でありたいと思いました。


その気持ちが強すぎて、前回のような記事になってしまったのだと思います。


ネガティブなコメントが、十分に話をしたとかそういうところを一切無視して「責任は取れるのか?」という批判ありきで書かれている様に見えたのが、あの記事を書いた理由のひとつです。

何に対しても「責任を取れ」が先にたつ風潮が強くなっているような気がします。

そういう状況の中で、家族や友人として、引きこもっている人に何かをしてあげたいと思った時に、何もできないのは寂しいような気がしたのです。

責任を恐れて自分も通り過ぎてしまいそうだけど、それじゃいけないと思いたかったのです。



この記事を書いていてわかりました。

私は、みかんぱさんや彼女の立場に立って考える事が、どうしてもできなかった。

そういう経験が無いので、どうしても家族や周囲の人の立場で考えてしまっていました。
それが、みかんぱさんに違和感を与え、心をかき乱してしまったのかもしれません。



本当に申し訳ありませんでした。



<追記>
すみません。ハンドルネームが間違っていました。
訂正しています。
重ね重ね、すみません。






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1. こちらこそ、ごめんなさい  [ にんじんロープ ]   2008年03月05日 08:15

◆みかんぱさん、ごめんなさい。 (アフィリエイトは儲かんないってばさん) えーと、結論からいいますと こちらの方こそ、何だかごめんなさい。 謝るワケは2つあります。 まず、件の大元の記事(本屋に連れてった云々)に対して、あるいはそれらに対するコメントなり何なり....