「これはひどい」に関する考察
2008年03月30日13:52
煩悩是道場さまのエントリ『id:penkunさんのブログネタを淡々と消化してみるテスト』が面白かったので、私もやってみることにしました。

元記事に纏められたネタは発想が豊かで、タイトルを見てるだけで楽しめました。こういうメソッドは面白いですね。
このタイトルから今後どういうエントリが出来あがってくるのか、オラ、すっげえワクワクしてきたぞ。

それはさておき、答えられそうな質問だけ、私も淡々と消化してみました。
「これはひどい」に関する考察を中心に書いてみます。

<元記事>
書きたいことが多すぎるから纏める - ペン君流ことわざ日記。
書きたいことが多すぎるから纏める2 - ペン君流ことわざ日記。




■[これはひどい]の「は」とは何と比較してか?

「これはひどい」の「」はなんと比較してかという問題ですが、まずは、「も」とか「が」について見てみましょう。

・これもひどい
「これもひどい」という場合、今回ひどいというものがイメージ的に、発言者がそれまでに経験した「ひどい」と横並びであるような感じがします。「ひどい」に並列感が漂い、インパクトが弱い印象を受けます。

・これがひどい
「これがひどい」という場合、今回ひどいというものがイメージ的に、発言者がそれまでに経験した「ひどい」の中のひとつを指しているような感じがします。「ひどい」に埋もれた感が漂い、インパクトが弱い印象を受けます。

・これはひどい
「これはひどい」という場合、今回ひどいというものがイメージ的に、発言者がそれまでに経験した「ひどい」に序列をつけていたのに、さらにそれを飛び越してひどいような感じがします。
つまり、「これはひどい」の「」は、発言者がこれまでに経験した「ひどい」と比較しての「は」だと考えられます。

これはひどいの「は」の考察

ちなみに、「あれはひどい」「あれもひどい」「あれがひどい」と言われると、何の事を言われているのかさっぱりわかりません。

また、「どれはひどい」「どれがひどい」と質問されても困ります。

「どれもひどい」と嘆かれると、世の中そこまで捨てたものではないとも思いますけども。



■[これはひどい]と透明人間

透明人間は姿が見えないため、その存在を意識しないと感じることが出来ません。
「これはひどい」の場合、前述のように、発言者がそれまでに経験した「ひどい」の序列を感じることが出来なければ、その「ひどい」加減を感じる事は難しいのです。

発言者のそれまでの「ひどい」を意識することで、より深い「これはひどい」を味わうことができます。

決して、透明人間にペンキをぶっかけたり、発言者のブックマークをたどって他の「これはひどい」を見たりしてはいけません。わびさびもへったくれも無くなってしまいますので。
透明人間も「これはひどい」も、心の持ちようで感じ方が変わってきます。

透明人間と「これはひどい」



■[これはひどい]の使われ方が変わってきているのではないか

これは鋭いご指摘だと思います。明らかに使われる意味合いが変わっている事をひしひしと実感いたします。
まず、「これはひどい」が最初に使われた黎明期では、「道徳的に非道い」「残虐非道」「もうとにかくひどい」的な使用法ではなかったかと推測いたします。
これが時間が経過するにつれ、「これはひどい」に多様性が生まれ、「普通にひどい」場合にも使われるようになって行ったものと思われます。

昨今、日本語の変化(崩壊?)が特に若い人の間で広まってきています。
例えば「ヤバイ」が悪い意味だけでなく、良い意味で「すごい」とか「クールだ」という意味を持つようになり、「フツーにおいしいよ」が「結構おいしいよ」という意味にもなったりしています。
NHKで、これってホメことば?という歌まで出されるフィーバーぶりです。

これってホメことば? − ウィキペディア


そういう変化が如実に現れている言葉の一つが「これはひどい」と言えるかもしれません。
カジュアルな「ひどい」を経て、賞賛に近いような用法で用いられる「これはひどい」も最近はよく見かけるようになりました。
語尾の(笑)が省略された形の「これはひどい(笑)」が増えてきているのではないかと思います。
特に「ネタ」に対しては、今日では賛辞と言えるかもしれません。

「これはひどい」の変化



以上、「これはひどい」に関する考察でした。




<オマケ>

他にも答えたいお題があったので、答えてさせて頂きます。

・アクセスログって個人情報丸出しなのに

何の知識も無く、会社のPCからアクセスしてる場合に限っては、丸出しかもしれません。会社のPCから他人のサイトを荒らすなどの行為はしない方が良いですよ。お気をつけ下さい。

ただし、知識があればIPアドレスもUserAgentも変更は可能ですし、Javascriptがオフの場合、ほとんど情報が得られないアクセスログもあります。
アクセスログを見る立場に立った時は、その情報を全て正しいと思われないことをおすすめします。
リファラスパム+いろんなScriptを埋め込んだサイトのコンボとかいうのも出てきてるみたいですし、安易にリンク元とかに行かないほうが良いですよ。

いろんなことを知れば知るほどアクセスログからわかることって少ないかもと思います。
個人情報丸出しではないと思います。



<追記>

日々是道場(誤)→ 煩悩是道場(正)

うぎゃー、すみません、ululunさま。
出だしから思い切りミスっていました、この記事。お詫びして訂正させて頂きます。
我ながら、これはひどい。(注:これだけはネタではありません。素で間違ってしまいました。申し訳ありません。)



あと、ついでなんですが、もうちょっとだけアクセスログの件。
アクセスログは犯行予告などの犯罪とか犯した際は、プロバイダから警察に情報が開示されます。その時は、個人が特定される可能性は非常に高いと思います。
ユーザーレベルではアクセスログからわかる事は少ないと思いますが、悪い事したりした時警察とかが本気になって調べると、意外といろんな事が簡単にばれます、たぶん。

アクセスログを残す側、見る側、どちらに立ってもすごい人がいるという事をいつも意識していたいものです。