2008年09月18日23:40
あと数日は残りがありそうなので、懲りずに参加。私、変ですか?(続きを書いて下さる方募集:第二弾)
この続き、この文章の編集を行って戴ける方を募集!
その他、こうしたら面白いといったご意見も募集します。
<私のささやかな意見>
・出来たらどなたか続きをよろしくお願いいたします m(_ _)m
・こういう企画は最初は盛りあがりますが、2回目以降は参加率が悪くなる傾向にあるので撤退時が難しいかもです。(例:各種バトン、SEOコンテストなど)
・最初に著作権に関してさらっと書いておくのが良いかと。(纏めたものはコピペさせて頂きますとか。出版などは揉めるのでいたしませんとか。全てpenkunに著作権は委譲されますとか。クリエイティブコモンズで行きますとか→難しい事はよくわかりませんのでこういう言い方があっているのかわかりませんが。)こういう企画で書いた短文に著作権を求める人は割と少数派だと、私は個人的には思います。
・あと、楽しい企画をありがとうございました。参加者様、penkun様、おつかれさまです。
私、変ですか?
私は都内にある普通の女子高に通う普通の高校一年生。聞いてください。私、普通です。普通の家庭に生まれて、普通に小学校、中学校を通って普通に高校生になった筈なんです。成績だっていたって普通です。多少、他の人と違った癖があるかも知れません。でも、それだって別に取り立てる程のこともない些細なものです。ところが私の周りにいる人たちは、揃いも揃って私に同じことを言うんです。「あなたって変だね・・」と。私に物心がついた時には、既に周りの人間は私のことを「変」だと言ってました。はっきりとは憶えていませんが、私が幼稚園の時にも言われていたと思います。確かその時は、「きっとこの人が変なんだろうなあ。」と思っていた様に思います。でも、それは私が何歳になっても変わりませんでした。担任の教師でさえ私のことを「君、変わってるから・・」と言うんです。おかしいと思いませんか?ちょっとぐらいは私にだって変っているところがあるかも知れない。でも、みんながみんな私のことを「変だ」って言うんです。それは、私の友達ですら変わりません。「変」って私に面と向かって言うんです。私もこう見えても一人の女性として「変態扱い」されるのにはもう耐えられません。私の高校にも生徒相談室っていうものがあるんですけど、そこにも言ってみました。でも答えは同じ。「いや、だって変わってるから・・」とそれっきり。
どうしたら「普通」と呼ばれるようになれるんでしょうか?私はこの高校に入学した時に一つの目標を決めたんです。
「高校を卒業するまで普通と呼ばれるような人になってやる!」と。
それは、うだるような暑さが続く7月の最初の水曜日でした。
7年間土の中で暮らして1週間で子孫を残そうと躍起になったセミ達がこれでもかとシャウトする夏の午後、学校のみんなが待ちに待ったプール開きがやって来ました。
変と言われ続ける私も一応乙女なので、夏の到来に幾分心が浮き足立ってます。昼食と昼休みを終え、カーテンを閉めた教室でワイワイと着替え。
ちょっと時代を感じさせる、相変わらずセパレートタイプのスクール水着に着替え、プールへと急ぐ私達。廊下を移動するだけでも汗ばむくらい日差しは強く、まさにプール開き日和って感じになった今日の天気は、すごく空気を読んでるって思う。
プール開きのちょっとしたセレモニーの後、準備運動もそこそこに、私達はオアシスに飛び込むサバンナの動物の群れのようにプールに飛び込む。
飛び散る水しぶき。輝く太陽。これぞ青春って感じ。
自由にプールを堪能する時間が終わって、クラス対抗の水泳競争が始まります。
5クラス対抗でクラス全員でプールを泳ぎ、リレー形式で争う競争。私は最後から2番目の泳者。
ふだん「変」といわれてる分、ここはきっちりアンカーに繋ぎたいところ。
わ、3位で私に回って来た。慌てて飛び込む私。クロールで全力で泳ぐ。塾に通い始めるまで小学4年生まで水泳をやっていた私は、クロールなら割と普通にこなせる自信があった。その頃を思い出して、一生懸命アンカーの待つ対岸に向かって泳ぐ。
泳ぐ。泳ぐ。泳ぐ・・・
アレ?
何だろう。
私、どこを泳いでるんだろう。
学校のプールだよね。目をつぶっていないのに、真っ暗だ。あ、これはひょっとして貧血ってヤツ?頑張りすぎたのかな?
声援。みんなの声は聞こえる。もうちょっと、もうちょっとだよ、がんばれ!って。
でも、なんか、暗い。
ここ、どこなんだろう?
手先が何かに触れる。
しばらくして、すごい大歓声。景色が明るくなった。
ああ。私、プールで泳いでたんだ・・・。
プールからあがると、私はクラスメートにもみくちゃにされた。
「すっごーい、速いよ!水泳やってたの?」
「ビックリ!二人もあっという間に抜き去っちゃうなんてすごい!」
「お疲れさま!大逆転だよ!」
もう!ちょっとみんなどさくさにまぎれてどこ触ってんの!女子高だから良いけど。
でも私、ちゃんと泳いでたんだ。しかもトップでアンカーに繋いだんだ。良かった。
私はクラスメートに恐る恐る尋ねた。
「ね、私、ちゃんと泳いでた?変じゃなかった?」
「ぜーんぜん。今日は変じゃなかったよ。」
「いっつも泳いどけば良いんじゃない?」
クラスで一番笑いをとるのが旨い女の子の一言で、クラスメートが爆笑の渦に包まれる。今日は普通だったんだ・・・。
私達のクラスのアンカーは、押しも押されぬ水泳部。
私が保ったリードをしっかり守って、私達のクラスはクラス対抗水泳競争で1位になった。
いつも変だった私は、その日はお立ち台に上るほどのヒロインになったのでした。
私はヒロインになった事も嬉しかったけど、何より「変じゃなかったこと」が一番嬉しかった。
その日の帰り道。
いつも一緒に帰る友達の表情がなんとなく、冴えない。
私はいつもとちょっと違う友達に思わず聞いた。
「ねえ、どうしたの?私なんか変な事言っちゃった?」
友達の表情が曇っている分、私は努めて明るい声を出した。
「何も変な事は言ってないよ。むしろ、いつもより普通だよ。」
言葉と裏腹に、表情は全く冴えないまま変わらない。
奥歯に物が詰まったようなもどかしさを感じる私。思わず、語気が少しだけ強くなってしまう。
「ね、何かあったの?言ってみてよ。」
「う、うん、あのね・・・私の気のせいだと思うんだけど、他の誰もそんな事言ってなかったし・・・」
友達はちょっとだけためらって、一呼吸置いて、思い切るようにして言った。
「今日、水泳の時、泳いでたよね。その時ね、私、見ちゃったの。
あなたの体がなんか輝いてる、っていうか光ってたの・・・」
ちょ・・・そんな。
「私はどこの電球ですか?」と言うツッコミがそぐわないという事は、その場のシリアスな空気を読んで、いくら変な私でもわかった。
(たのむ、つづいて。)

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